みんしゃんの子育てBLOG

アラサーワーママの育児日記。タオル大好き長男サクちゃんとお風呂大好き次男モモくんとの生活を綴ります。

【今週のお題〜読書の秋】心に残る絵本『わすれられないおくりもの』

今週のお題「読書の秋」

 

は、遅かれ早かれ、タイミングは違えどすべての人間に平等に訪れます。

『わすれられないおくりもの』は、友人の「死」を通して、残された者たちが悲しみを乗り越えていく姿を描いた絵本です。

5年前の秋に父が、そして今年の夏に父方の祖母が亡くなりました。

祖母とお別れをしたときに思い出したのが20年以上前に読んだこの絵本で、この機会にあらためて読んでみることにしました。

 

絵本の紹介 

『わすれられないおくりもの』

作・絵:スーザン・バーレイ

出版社:評論社

発行日:1986年10月

ISBN:9784566002647

わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)

 

 

あらすじ 

賢くて何でも知っているアナグマは、いつもみんなから頼りにされ慕われていました。でも、秋の終わり、年取ったアナグマは自分の死を悟ります。そして、ある夜、長いトンネルを浮き上がるように走る夢を見ながら死にました。「長いトンネルのむこうに行くよ、さようなら アナグマより」という手紙を残してーー。かけがえのない友だちを失い、残された仲間たちは悲しみでいっぱいです。みんな、どうしていいかわかりませんでした。

 

春が来て外に出られるようになると、みんなは互いに、いろいろなことを教えてくれたアナグマの思い出を語り合うようになりました。

 

野原のみんな、ひとりひとりにアナグマが残していったすてきなおくりものとは・・・・・!?

「絵本ナビ」(https://www.ehonnavi.net/ehon/133/わすれられないおくりもの/)より引用

 

感想 

まわりの だれからも慕われていたアナグマ。

モグラには手を繋いだモグラの切り抜き方を、カエルにはスケートの滑り方を、キツネにはネクタイの結び方を、ウサギのおくさんにはしょうがパンの焼き方を…。

みんなアナグマとのわすれられない思い出があり、アナグマがいなくなってからも宝物となるような知恵や工夫をアナグマから授かっていました。

 

アナグマと違って、私の父も祖母も、完璧な人間ではありませんでした。彼らを尊敬できなくなってから、私は彼らに対して軽蔑に近い感情を抱き、父にも祖母にもあまり優しくできませんでした。

でも、きっとほとんどの人が完璧なんかじゃないんですよね。人間には良い面もあれば悪い面もある。

父と祖母、それぞれと過ごしたよい思い出も今はたくさん思い出すことができます。

 

二人とも、ただ弱かったのだと思います。

私が未熟でなければ、もう少し二人に優しく接することができたのかな…と思ったところで、時間を巻き戻すことはできません。

 

森のみんなは、生きていくうえで役立つ知恵や工夫をアナグマから学びました。

私は、父と祖母の死から、人間の弱さ自分の未熟さを学びました。

 

「アナグマは死ぬことをおそれてはいません。死んで、からだがなくなっても、心は残ることを、知っていたからです。」

 

アナグマが死んで、彼を愛していた森のみんなは悲しみにくれます。

でも、彼が残してくれた思い出を互いに語り合うことで、彼の残してくれたもののゆたかさに心温まり、次第に悲しみは消え、代わりにアナグマとの楽しい思い出を話せるようになっていきます。

もうアナグマに触れることはできないけれど、みんなの心の中にアナグマは生き続けているということに気づいたのです。

 

いつか私も家族や友人をあとに残していくときがやってきます。

そのときに私が残すことのできる贈りものは何だろうーー?

学んだことを糧に、未熟さや弱さを少しでも克服して、人として成長していきたいものです。